わたらせ渓谷鉄道・足尾銅山(通洞駅)・星野富広美術館(神戸駅)  indexへ
 JR大人の休日クラブ・お得きっぷを使っての旅
 今回は群馬・桐生から出ている「わたらせ渓谷鉄道」
 昨年もこの鉄道で散策しましたが、豪雨でずぶぬれになりました。今回は天候を見て出かけました。

 桐生から昔ながらの列車が深山へ分け入って行きます。この景色・・本当に好きです。(秋は絶景)
 まず、通洞駅まで行きそれから帰途に神戸駅(ごうど)に寄ることにしました。
 
 列車の運転席の近くに行って車窓越しに景色を撮りました。「沢入(そうり)」など珍しい名前の駅が
 多いです。この駅にも寄りたかったのですが、今回はパス・・。温泉が付属している駅もありました。
 列車の停車時間が結構あったので、連絡橋に上がって写真撮ったりしました。

 足尾銅山はトロッコ列車で入口まで。中学生らしき二人連れと一緒になりました。
 銅山坑内には、蝋人形がたくさんあって、江戸時代からの様子がわかりました。

 帰路に「神戸駅」に降り立ち、バスで「星野富弘美術館」へ。二回目ですが、新たな感動がありまし
 た。星野富弘さんがビデオで、看病してくれる母のことを語っていました。

 「母は土の上を這いずり回って草を取り、小商いをしては金のことを言っていた。『くだらない百姓女』
  と馬鹿にしていました。私は動けない体で、母に当たり散らしました・・。自分を生んでくれなけれ
 ば良かったんだ・・。」「母は悲しそうな顔をしたが、私のそばを離れず面倒を見た」
 「こんな体にならなければ、母の偉大さに気づくことがなかったかもしれない」

 美術館の周囲の景色も素晴らしかった。
 ここにいると、緩やかな時が流れ、自分の歩んできた道が実に平坦なものであったことを実感させ
 られます。自分の悩みなど塵のようなものだと。